こんにちは、すあれすです。
今回は雑記ブログとして、過去経験談をお話したいと思います。
現在の努めている会社は私にとって3社目ですが、3社目でようやく働き易い
職場と出会うことが出来ました。
それも何より過去2社の経験があったからこそ転職活動も成功したと思います。
1社目は体調を壊してしまい退社。
2社目は2011年に会社が倒産すると言う経験をしました。
現職に転職内定を頂いたその月に倒産しました。
あと1か月でも内定が遅れていたら、転職活動に支障が出たのかもしれません。
またその年に東日本大震災があり、世の中は一気に不況となり
転職活動が進んでいた同僚も無期限採用取りやめなど大きな影響が出ました。
大きな天災が起きた事は誰にも予測出来る事ではありませんが
会社の倒産する傾向は事前に把握する事で素早いアクションが可能となります。
つまり倒産する会社にはそのもっと前から倒産するヒントが出て来るのです。
*あくまで私の個人的経験なので、当てはまらないケースがあることをご了承ください。
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私の勤めていた会社とは?
1社目を退職してから約1年間は働かず毎日リハビリをしていました。
そんな中で、何処でも良いから働いて社会人経験を積まないと
今後のキャリアとしてまずいと考え転職エージェントを通じて応募してもらいました。
創業50年で売上高 100億円程の中堅商社でした。
小さいとは言え、商社に勤めれば物の売買・物流・貿易業務多くの事を学べると考え応募したのを覚えています。
仕事内容は入社前のイメージとほぼ同じで客先との売買取引
そして、アジア・ヨーロッパからの仕入れ業務を担当しとても良い経験でした。
大手商社だと経験するのに時間がかかりそうなキャリアですが
中小企業だからこそ若い内から多くの経験をさせて頂きました。
倒産する会社の特徴とは??
仕事内容には満足していましたが、2009年あたりからオーナー社長の
輸入品中心に取り扱っていく方針転換より少しづつおかしくなりました。
中小企業の辛いところですが、海外品の専属代理店になりたければ
実績と言う名の無理をした製品輸入・在庫が必要な場合があります。
そこで実績のアピールをメーカーに伝える事で信頼を築かなければなりません。
何故ならメーカー側にとって他の代理店にお願いしても問題ないからです。
社長の愛人っぽい女性取締役がいる
よくある漫画みたいな話ですが、当時の会社にも女性取締役がいました。
もちろん能力があれば問題ないのですが、恋愛経験の少なさそうな2代目社長に取り入り総務課長として入社したその叔母さまは3年後には取締役となり常に経営に参画していました。
社長は行動を常にその取締役とする様になり、ファーストクラスでの海外出張や
過剰接待、そして無作為な経費使用など典型的な倒産の事例を作っていました。
またその時期にまともな取締役達の退職が目立ち始めました。
理由のない値上げ
私はこれが一番最初に出てくる倒産兆候であると思います。
どの会社にも顧客第一である事は当たり前だと思います。
その当時当社では輸入品の在庫過多で在庫費用が嵩み大きな赤字を出していました。
ただ専属代理店といる為、無理して製品を購入する悪循環でした。
そんな中で、既存先に適当な理由をつけて値上げを強行し利益改善を実施しました。
それにより多くの信頼を失ってしまいました。
結果的にお客様を失う事も少なくなく、より悪循環になっていたのを記憶しています。
支払いが滞る
これはほぼアウトで、信頼を無くす簡単な方法です(笑)
倒産の一年前には何処の仕入れ先に優先的に支払うかを会議していた模様で
一部アジアから輸入している製品に対して2、3日支払いを遅らせることがありました。
私はそのメーカーとの窓口でしたので、支払い遅延に関してはかなり厳しく指摘されとても気まずい思いをした経験があります。
欧州系の会社なら一発でアウトです。
しかし中国・台湾の会社に対しては多少の遅延は許してくれると思ったのでしょう。
まとめ
会社が倒産するには色々な兆候があると思いますが
私の経験として倒産する兆候としては、重要な取締役の退職・利益改善目的の無理な値上げ・そして支払い遅延がありました。
早めに倒産気配を察知して転職活動しましょう、一蓮托生などとても愚かな行為です。
このテーマは思い返しても良い経験をしたので、また後日談も記載出来ればと思います。