こんにちはすあれすです。
最近の日本経済界は業界再編が増えてきました。
正に人口減少による影響を体感している中で各社共既存ビジネスからの大きな変化を求められていると思います。
ここで変化出来ない場合、10年後生き延びる事は難しいかもしれません。
そんな中で業界を再編する一つの大きなニュースが舞い込んで来ました。
日立、脱「製造業」へ決断 御三家・日立化成売却へ
日立製作所とは?
情報・通信システム、社会・産業システム、電子装置・システム、建設機械、高機能材料、オートモティブシステム、生活・エコシステム、その他の8の部門から構成されている。売上高9兆3686億円、営業利益7146億円、総従業員数30万7275人は、総合電機最大であり、日本の全業種中でもトヨタ自動車に次ぐ規模の従業員数を誇る巨大企業[5]。*wikipedia
売上高及び従業員数でトヨタに次ぐ日本でもトップ中のトップ企業です。
それでは今回売却されるHITACHIグループ御三家と呼ばれる日立化成の事業規模はどうなのでしょうか。
日立化成とは?
売上高が6千億を超える日立Gの中核部隊です。
半導体材料や機能性樹脂など多角的に経営しています。
利益率としても日立グループを牽引しているのですが
何故日立製作所は今回この様な売却の判断となったのでしょうか
日立金属・旧日立電線と並び日立系列御三家と呼ばれる企業です。
今までの日立製作所を正に引っ張ってきた企業ですね。
何故日立は売却に踏み切った??
2つ要因がありそうです。
1. 日立製作所の方針転換
まずこれについては、過去の事業再編の成功事例からIOT及びインフラ部門に項数を集中する事を発表しています。
例え御三家企業えあっても自力での成功がない限り見限っていくことのメッセージとなりました。
その通り!2019年度も最終増益となり商売は好調ですよね、それでは何故売却先を探しているのでしょうか。
2. 日立化成の信頼
長年にわたり、検査データ改ざんなどの不正をしていたことが18年に発覚
およそ6500億円の売上の内の約10%について検査データを改竄していたことが発覚しました。
信頼を失墜させてしまう大きなニュースでした。
これが主な要因かどうかはわかりませんが、事業方針の変換でのシナジー効果がないこと及びブランド価値を損なうニュースだったに違いありません。
御三家の一つであった日立金属についてもここ数年赤字続きで不振から脱出出来ていません、まさに新しい時代への変化が始まっている気がします。
まとめ/最後に・・・
あくまで日立製作所が日立化成を売却するというのはまだ検討段階の情報です。
ただ業界を再編させる大きなニュースということで衝撃でしたね。
ただ、私個人としてはとても前向きなニュースだと思います。
企業が長く存続するには時代の流れに上手く対応しなければなりません。
どれだけ大企業で認知度が高くても変化出来ない会社に未来はありません。
アメリカでもGMやGEといった巨大企業が変化に乏しく大きな打撃を受けてますね。日立の前向きな変化をこれからも追っていきます!!