企業分析

ソフトバンクは携帯会社ではなく投資会社なのだ

こんにちはすあれすです。

皆さんご存知のソフトバンクを調べてみました。

ヤフーに携帯事業や投資事業からなる日本を代表する多角的企業ですね。

会長の孫さんと言えば、一代でソフトバンクをここまで押し上げた

代表的な人物です。常に新しいことに取り組む姿勢は素晴らしいですね。

ここ最近ソフトバンクと言えば携帯会社3強の一角のイメージが強いですよね。

ところでソフトバンクが立ち上げた「ソフトバンクビジョンファンド」

2016年に立ち上げてから大きく会社の利益に寄与し始めています。

半期決算でも営業利益が62%増となる1兆4207億円で、

純利益は718%増の8401億円でした。

その大きな要因はビジョンファンドの評価益が牽引しました。

このファンドはとにかく顔ぶれがすごい。

世界中から集めたトップクラスの人材がビジョンファンドの運営にあたっています。

投資企業の中身を見ると中国やインドなど伸び盛りの企業とアメリカを始めとするスタートアップ企業に投資しています。

残念ながら日系企業はありませんね。。

すあれす君
すあれす君
世界と比べると投資に値する会社はないのかな。

ビジョンファンドの行方・サウジ皇太子との関係

以前にも記事にしましたがソフトバンクはサウジアラビアへの積極的な投資を推進していました。

しかし、ジャーナリスト暗殺事件をきっかけに多くの企業がサウジから撤退する中でソフトバンクの動向に注目が集まっていました。

何故ならサウジ政府系ファンドがこのソフトバンクファンドに多額のお金を出資していたからです。

孫さんはイベントへの参加は取り止めるとしたものの、サウジ国民から大事な資金を預かっているとして関係を続けることを明言しています。

サウジとの関係性を上手くそらしている印象があります、流石ですね。

ソフトバンクの決算からわかること

ソフトバンクはいくつもの事業から構成されております。

ソフトバンクは何で儲けているかわかりますか?

最近ではソフトバンクホークスが日本一になったり

Pepper君のリース期限が終了したニュースなど話題でしたが

それらはその他事業に分類され、本業は下記に分類されます。

簡単にまとめると

ソフトバンク事業・・・日本国内での移動通信サービスの提供
スプリント事業・・・米国での通信サービス事業
ヤフー事業・・・インターネット事業
アーム事業・・・半導体
ビジョン・・・投資ファンド
ブライトスター・・・海外での端末事業?
その他・・・ペッパー君を始めとしたロボットやホークスなど

ソフトバンクの2017年1Qと2018年2Qの売上比率を見ると

明らかにビジョンファンドへの依存度が高まってきています。

*決算から見える売上比率の変化

20171Q 20181Q 増減率 セグメント利益 利益率
ソフトバンク事業 841,870 880,460 105% 221,795 25%
スプリント事業 910,423 883,242 97% 98,108 11%
ヤフー事業 209,383 226,136 108% 38,750 17%
アーム事業 47,037 41,534 88% *145,192
ビジョンファンド 106,871 246,311 230% 239,944 97%
ブライトスター事業 220,128 253,828 115% -5,345 -2%

従来の柱だった携帯・インターネット業界の成熟から


ファンドへの事業化促進に舵をきっておりその効果が出ていると思います。

2018年1Qのみの結果で言えば、投資選定先から大きなリターンがあり

他分野の利益額を圧倒する形となっています。

ソフトバンクは買いなのか

まず孫さんが社長である限り買いの企業であると思います。

会社への変化に対し、これ程自ら率先出来る経営者はいません。

ビジョンファンドの影響は凄まじくこれからもソフトバンクの業績を押し上げるでしょう。

アリババへの投資から見ても選球眼も素晴らしく長期的にみても買いは間違いないです。

今年・来年と株価を引続き押し上げる事は確かですね。

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suares
外資系メーカー所属の窓際サラリーマンです。前職日系企業での倒産の経験から外資系企業への転職を応援しています。また副業し本業以外でもマネタイズする時短生活のススメをブログにて更新しております。また麻雀や子育てそして時事ネタなど興味あることには何でも投稿します。

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